卵黄の成分
卵黄は、卵黄膜や胚盤といったものから出来ていますが、その成分は水分が半数の50%を占め、残りの成分はリン脂質が30%、たんぱく質が17%となります。
卵黄は栄養価が高いという事で知られていますが、その中でも特に代表的なのは「レシチン」でしょう。
脂肪がたんぱく質と結びついて血液を巡りエネルギーに利用される時には、このレシチンが必要になります。レシチンにはたんぱく質と脂肪を結合させる役割があるからです。
卵黄にはコレステロールが約1.6%含まれています。
卵のコレステロールは、人によっては健康を損なう栄養分だと誤解されて以前までは敬遠される事もありました。
確かに血中コレステロールが高すぎるのは動脈硬化の進行などの原因となる事もあります。しかし、卵黄のコレステロールはレシチンの影響で善玉コレステロールとして処理されるため、反対に動脈硬化の予防薬として使用される場合もある程です。
コレステロールはビタミンDの原料となり、細胞膜を形成するうえで身体に欠かせない成分となります。
卵黄の効能
栄養価が高い卵は、現在のように大量生産・大量運搬ができなかった昔は非常に貴重な食べ物でした。
中でも「卵黄」の栄養成分は、卵白を除いてみてもビタミン・ミネラルの含有量はとても多く、理想的な食品の原料となります。
卵黄には、ビタミンB12・ビタミンA・ビタミンD・ビタミンEなどさまざまな豊富なビタミンが含まれ、卵黄はビタミンの宝庫と言えるでしょう。
これらのビタミン類は、疲労回復や血流の改善・肌や粘膜の保護などに役に立ちます。
卵黄にはリン脂質の成分である「コリン」が含まれています。脳神経組織の発達や記憶・学習といったところに大きくかかわり、最近では痴呆症の防止などの効果が注目されている成分です。
このコリンは、細胞膜の透過性や弾力性を守って身体の元気と若さを維持する機能があります。
ちなみにこのコリンの含有量が一番多いのが卵黄となります。
にんにくの成分
にんにくはネギ科の植物です。その成分には、普通の野菜などには含まれない多くの成分が入っています。
「メチルアリルトリスルフィド」・・・抗血栓物質といわれる程の血小板凝集抑制効果があります。血液の凝固を防ぐ役割があり、脳卒中や心筋梗塞などの血栓症予防になる成分です。
「有機ゲルマニウム」・・・酸素を全身に供給します。ミネラルの一種で、抗がん作用があるとも言われています。
「スコルニジン」・・・にんにくの成分と糖が結合する事により発生する成分。発汗・利尿・消化作用があり、体力増強のもとになる成分です。
「アリイン」・・・アミノ酸のもと。これがアリナーゼにより変換されてあの臭い成分となります。そのままだと無臭。
「アリシン」・・・「アリイン」が分解され生成される硫黄性化合物。臭いの元凶となる成分ですが、にんにくの疲労回復・滋養強壮効果のメインとなる成分です。
その他、抗菌性のある「ジアルジスルフィド」、抗血小板作用のある「アホエン」などがあります。
にんにくの効能
“栄養の塊”と言って良いほどのにんにくには、さまざまな効能があります。
特に昔より知られているのは、やはり【疲労回復】や【滋養強壮】など日々の活力となる部分です。しかもにんにくのこの作用には即効性があるのが特徴で、半日程度で効き目が出る事が多いです。【風邪引き】にも効果があるのはこのおかげであり、にんにくを摂取する習慣をつけると風邪をひかなくなると言われているのはこのためです。
にんにくの成分であるジアルジスルフィドは、活性酸素から身を守る【抗酸化作用】により細胞の老化を防ぎます。また、にんにくの持っている【解毒作用】の効果は、通常の細胞よりもがん細胞に強く作用する事から、がん細胞の破壊を導く作用があると言われています。
【血液さらさら】の効果は、強い抗血栓作用やコレステロールの抑制があるアホエンの力によるものです。アホエンにより血行がよくなるため、【肩こり】【冷え性】にも効果があります。
にんにく臭の原因とメカニズム
食べておいしい、健康にもいい、夏場の食欲不振にも効果があり、夏バテを防ぐ・・・などなど、非常にすぐれた食品である「にんにく」ですが、どうしても食べた後の臭いだけは敬遠されてしまいます。
しかも、にんにく臭は16時間も続くと言われています。
まず、にんにく臭は3つのパターンに分かれます。
●DADS(ジアリルジスルフィド)=生にんにくを嗅いだ時に香る匂い
●AM(アリルメルカブタン)=食用をそそるにんにくの香ばしい香り
●AMS(アリルメチルスルフィド)=にんにく臭さの原因となる臭い
問題になるのは、AMS(アリルメチルスフィド)です。にんにくやにんにく料理を食べた直後は、実はこのAMSよりも香ばしい香りのAM(アリルメルカブタン)の方が多く匂います。しかし、このAMは1時間後には急激に減少するためにAMSの臭いの方が上回ってしまう訳です。
このにんにく臭のもとAMSですが、肝臓に多く存在する「メチル基転移酵素」により生にんにくの匂い成分であるDADSに変化したものです。
メチル基転移酵素とは、簡単に言うとある成分を別の成分に変換する酵素になり、これは全身に存在します。
ですのでにんにく臭は口や胃だけではなく、消化吸収される段階でさまざまな部位で代謝され、主に呼吸から排出されてしまう事になります。
にんにく臭を消す方法
<飲み物や食べ物で消す方法>
にんにく臭軽減に効果のある飲食物としては
・牛乳
・りんご
・緑茶・コーヒー
・ヨーグルト
などがあります。
いずれも食後すぐに飲む・食べるとした方がいいです。牛乳・ヨーグルトなどの乳酸品系は、胃の粘膜などに膜を張る効果もあるためにできれば食前にも口にした方が効果は高いと思います。緑茶は食後もそうですが、食事中に料理といっしょに摂ると消臭効果は高まります。
<汗と一緒に臭いも落とす>
にんにく臭は息だけではなく汗(血管)にも含まれています。
運動をして汗を流したり、ゆっくりお風呂につかる事で身体の表面から出る臭気はかなり軽減されます。
<消臭サプリメントを飲む>
呼吸からの臭気には即効性があります。食後すぐに服用し、にんにくを食べた次の日は1日くらい毎食後に飲めばいいでしょう。